USHIGOYA

住宅、仕事、名古屋、子育て、、、など自身が関心があるテーマについてアウトプットしていきます。

はじめての中古住宅の購入を「いい買い物」にするために簡単にできること

仕事柄、中古(リフォーム)住宅を扱っていますが、

日本はまだまだ

「住宅を買う=新築で建てる」

という文化が根強いのが現状。。。。

 

 

しかし、

日本政府も「空家問題」「人口減少」といった社会問題をうけ、

既存住宅を有効活用するため、

中古住宅・リフォーム市場を拡大する方向性をとりはじめていますし、

世界でも「住宅を買う=中古で買う」のが一般的です。

 

今後、日本でも、

「中古で住宅を買うこと」

が当たり前になってくることが期待されます。

 

 

中古で住宅を買う、ということは、

当然期待されるのは、

「お得な買い物になる」

ということです。

 

しかし、お得かどうかは、

その「買い方」によって、大きく変わってきます。

 

また、

「中古」で「住宅」という大きな買い物をすることに、

漠然とした不安やリスクを感じる方も多いでしょう。

 

 

・・・というわけで今回は、

「中古住宅」の購入を

「いい買い物」にするために簡単にできることを

3つ紹介したいと思います。

 

 

〇   〇   〇

 

 

①中古住宅の

「売主会社」をさがす

 

■一般的な物件の探し方

 

住宅を探す上で活用されるのが、

「スーモ」「アットホーム」「ホームズ」

を代表とされるポータルサイトです。

ここには様々な不動産会社が物件の情報を掲載しています(「ホットペッパー」みたいなものです)。

 

一般的に住宅を探すなら、

こういったサイトで検索し、

気になった物件があったら、問合せ先に電話・・・

という流れですが、

その問合せをする前にするべきことがあります。

 

それは「売主を探すこと」。

 

 

■売主をさがすためには?

 

物件の詳細情報が載っているページの「物件概要」や

「情報掲載会社」・「問合せ先」などにある

『取引の態様』に注目。

 

 

(画面イメージ)

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中古住宅にはリフォームされた上で販売されている物件も多くあります。

そういった物件は特に、

「物件の持ち主である『売主』」が直接販売しているケースがあります。

この場合は、「取引態様」には上の画像の通り、「売主」と記載されます。

 

しかし、中古住宅業界における、不動産会社の多くは「仲介会社」です。

つまり、売主ではなく、その間に入っている不動産会社、ということです。

この場合は、「取引態様」には「仲介」とか「一般」「専任」などと記載されます。

 

物件によっては「売主」が早期売却をめざして、

「自身が販売することと並行して、仲介会社にも販売を委託しているケース」

があります。

その場合、ポータルサイト上には同じ物件なのに、

売主・仲介の2つのページが表示されることになります。

  

 

■なぜ売主に問い合わせたほうがいいのか?

 

この時、売主に直接問い合わせて、買うことができると、

仲介手数料がかからない

という大きなメリットが得られます。

 

詳しく説明すると、

不動産仲介会社は「仲介手数料」で設けています。

仲介会社を介してかかるこの手数料は、

『(物件価格)×3%』程度が一般的。

 

つまり2000万の物件なら、

2000万×3%=60万にも上ります。(!)

 

問合せ先を変えるだけで60万ものお金が浮くことになるわけです。

これは非常に大きいです。

 

  

「良いな」と思う物件があったら、

問合せをする前に、売主がどこかのサイトに掲載していないか、

探してみてください。

 

 

 

②相場を把握する

 

中古住宅には、「相場」が存在し、

その相場を把握することで、この買い物が安い買い物かそうでないか、

の判断がつくようになります。

 

なかなか一般の人がこの「相場」を正しく把握するのは難しいところですが、

中古住宅のなかでも中古マンションを購入する時に有効な方法があります。

 

それが「査定サイト」の活用。

 

t23m-navi.jp

 

マンション名をいれるだけで、

ざっくりとした「相場」をみることができます。

 

自分自身、年間5000件以上の中古住宅を見ていますが、

このマンションナビで出てくる相場はおおよそ正しいです。

 

それもそのはずで、

この「相場情報」は「実際に同じマンションで販売されていた部屋の価格」を元に集計、算出されています。

 

値打ちな買い物をするためにも、

相場の把握は非常に重要です。

 

 

③現地の環境、物件の状態を入念に把握する

 

新築と違い、確実に現地の住環境、また住宅の現物を確認できるのが中古住宅のいいところ。

 

ここでのポイントをあげていきます。

 

 

1.現地の住環境について

  

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https://www.pakutaso.com 

 

 

まずは近隣を歩き、

どんな人が住んでいるか、

どんな建物があるか、

しっかり把握すること。

 

当たり前といえばそうですが、

ここは必ず時間をかけてほしいところです。

 

場所によっては

騒音・排気がひどい工場があったり、

ゴミ屋敷があったり、

意外と交通量が激しく危なかったり、

と、住環境のよくないケースというのは実に様々です。

 

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https://www.pakutaso.com

 

 

住んでから「こんなところだとおもっていなかった」では済まないので、

近隣はしっかり自分の目で見て、把握しましょう。

 

 〇

 

また、近隣に関する重要な点として、

「隣家の人物像を把握すること」

があります。

 

よくニュースで「隣人問題」が取り上げられてますが、

これは自分自身も仕事をしながら、

何度も実際に経験したことがあります。

これは本当に大変です・・・・

 

 

しかし、 一度会って少し会話すればおおよそ人物像を把握することは可能です。

 

「このあたりに引っ越しを検討しているんですが、

このあたりの治安や住環境について少しだけ教えていただけませんか?」

と丁寧に頼めば、

多少なりとも協力してくれるでしょうし、

会って話すことは可能でしょう。

 

購入した住宅で隣人問題が発生すると、

簡単に引っ越すこともできないですし、

その後が大変です。

 

必ず隣人の人物像は確認しておきましょう。

 

 

2.五感を使って物件を内覧する

 

次に物件の内覧ですが、

物件の「うわべ」だけしか見ない、という風にならないよう注意が必要です。

 

パッと見が綺麗かどうか、というのは大事かもしれませんが、

実際に、自分でさわり、うごかしてみること、

床などでは、軋みなどがないか、踏んだり、軽く飛んでみる、

ベランダなどでは日当たりはもちろんですが、周辺からのにおいなどはないか、、、

など。

 

物件の状態を出来る限り把握するためにも、

出来る限り自身の五感、体をフル活用して内覧しましょう。

 

それで、おおよそではありますが、不具合や物件の状態は把握できます。 

 

もし物件の状態に不安があるときは、

「ホームインスペクション」(住宅診断)

のサービスを活用するのも手です。

専門家がより詳細に住宅の状況を調べてくれます。 

 

最近ではこういったサービスを提供する会社も増えてきました。

 

 

 

〇   〇   〇

 

 

今回は、

『「中古住宅」の購入を

「いい買い物」にするために簡単にできること』

を紹介してきました。

 

 

自分自身も住宅は中古で購入したのですが、

ポイントさえ押さえれば、

中古住宅の購入は自身のライフスタイルをよくする上でも、

そして資産形成、貯蓄をする上でも新築と比べ、非常に大きなメリットがあります。

 

 

ここでは紹介しきれなかったポイントもまだあるので、

また機会があれば紹介しますね!