ブロック経営体制への移行
前回、100億達成のその後について書きました。
昨期は126億の成長を遂げ、
その後、今期はどのように動いているのか。
今期のキーワードは、
「ブロック経営」。
全国の運営を複数のブロックに分け、
そのブロック内で様々なジャッジや、取り組みが決裁される体制です。
それまで、
様々な判断は部長、ないし、社長まで上がってくる、という体制でしたが、
一気に権限委譲を進めています。
三枝匡さんがミスミで、スモールイズビューティフルを合言葉に組織運営を提唱していますが、それに似ています。
よりスピード感をもった運営を狙っているのはもちろん、
各ブロック長が権限を持ちながら、経営数字に向き合うことで、経営視点をもった人材育成を進めるのもまた意図としてあります。
権限委譲、と口で言うのは簡単ですが、
若ければ20後半のブロック長もおり、
その年齢で10数億の資金を使って、事業運営をする、というのは、なかなかに思いきったことです。
そのブロックでの売上は優に20億を越えます。そういったブロックがいくつもあります。
当然、
ただ権限委譲して、任せる、
だけではなく、
どのように体制面でリスクテイクするか、
ルールとして制限するか、
など、先を見越して運営が安定的に行いやすいような打ち手を打っています。
実はこの案、
3年ほど前にも社長に提案していたのですが、その際は「まだ組織の人員レベルが十分ではない」、
という最終ジャッジでヤメとなった背景がある施策でした。
しかし、
その後100億を達成し、
昨期は実績だけでなく重要KPIも大きく向上したので、今期よりブロック経営体制に踏み切った形です。
正直なところ、同じ施策でも3年前にやっていたら、機能していなかったと思います。
なぜなら権限委譲に耐えうる現場力の不足、それを支える体制・ルールが不十分であったこと、が今ならよくわかるからです。
つくつぐ、様々な戦略・施策は、
いつやるか?であり、
「タイミング」の重要性を痛感しています。
権限委譲を活かせるだけの現場力、
ブロック運営を支える体制、
リスクをおさえたルール、
これがすべてかけ算になってはじめて機能しはじめるのだと思います。
まだ1年終わらないとよかったのか?は断言はできませんが、
今のところ機能し、リプライスの成長が加速しているのを実感しています。
いやー、
さらに、面白いフェーズになってきました!
まだまだ、進化していき、
会社と共に成長を楽しんでいきたいと思います!