USHIGOYA

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新任マネージャーが意外とできていない3つのコミュニケーションの罠

 

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ー 牛タイマー - ※内容とは関係ありません

 

 

 

 

メンバーとして仕事をスタートさせ、

その後の働きを認められ、

「マネージャー」となった時、

それまでの仕事の仕方とは多少なりとも変わってきます。

 

 

「チーム」として成果上げること。

メンバーを育成すること。

 

 

この2点は新任マネージャーとして

共通してあらたに課せられるミッションでしょう。

 

 

自分自身もこれまでにマネージャーとして経験を積み、

書籍をみて勉強してきました。

 

 

そして今、

「マネージャーの育成」

に携わることが多いのですが、

『新任マネージャーがつまづきやすいコミュニケーションの罠』

があるということに気づきました。

 

 

というわけで、今回は、

コミュニケーションの罠を3つにわけて紹介したいと思います。

 

 

〇   〇   〇 

 

 

 ①「バッタ型コミュニケーション」の罠

 

仕事の状況は常に変わり続け、

それに応じて「優先順位」も変わり続けるもの。

 

メンバーが任せた仕事を順調に進めていることもあれば、

何かに悩んだり、トラブルに直面して立ち止まってしまう事もあります。

 

 

 

そんな時に、マネージャーが

『バッタ型コミュニケーション』

つまり、バッタのようにピョン、ピョンと、

一つ一つのコミュニケーションの『期間』が長かったらどうなるのか?

 

優先順位は最適化されず、

そして様々な「対応」はどんどん遅れていくでしょう。

 

 

マネージャーはつい、

「自分ができることは誰でもできて当然」

といった思考になりがち。

 

すべてが問題なく進む前提になってしまうと

コミュニケーションの頻度も少なく、

期間があきがちになります。

 

 

コミュニケーションは

「バッタ型」ではなく「ムカデ型」。

 

つまり、

「少ない頻度」で「長い時間」の『バッタ型』ではなく、

「多い頻度」で「短い時間」の『ムカデ型』でコミュニケートしていくことが重要です。

 

 

それが、

スムーズかつ最適なチーム運営につながります。

 

 

 

〇   〇   〇 

 

 

②「トップダウン一辺倒コミュニケーション」の罠

 

 

お客様への対応、企画案など、

メンバーと共にさまざまな仕事にマネージャーは当たっていくことになります。

 

メンバーからも、

「どうしましょうか?」

と相談を受けたり、意思決定を求められることも多いでしょう。

 

その際ありがちなのは、

「お客様への対応はこうしてくれ」

「この企画でいこう」

即刻トップダウンで指示をすること。

 

これは状況によっては必ずしても悪くないですが、

あらゆる状況でこういったコミュニケーションをとってしまうのは

非常にリスクが高いです。

 

 

そのリスクとは、

「メンバーを思考停止させてしまう」

というリスク。

 

上記のような対応をつづけていると、

メンバーの意識が、

「マネージャーに聞けばいい」

となってしまい、自身で考えないクセがついてしまいます。

 

つまりは「思考停止」してしまうということです。

 

 

メンバーから何か相談などを持ちかけられたとき、

大事なのは「意志を問うこと」

 

 

「君はどうしたいのか?どのように考えているのか?」

 

 

この問いによって、

メンバーに当事者意識がでてきます。

そしてまずは自分なりに考えてみる、という癖がついていきます。

 

メンバー考えや意志が相応のものであれば、

あえて指示したり、マネージャーがでてくる必要はありません。

 

 

このプロセスを繰り返しながら、

メンバーにオーナーシップを持たせること。

 

 これをしないとメンバーはいつまでたっても育ちません。

 

 

 

〇   〇   〇 

 

 

 

③「チャンスボール、見逃し」の罠

 

 

マネージャーの責務の1つとしてメンバーを育成する事。

どのように、なにをフィードバックするかは非常に重要です。

 

 

しかし、フィードバックは相手に受け止められなければ意味がありません。

 

では、「受け止められる」ためには何が重要でしょうか?

 

 

それは「タイミング」です。

 

フィードバックしたい内容があるとして、

それに関する内容を実行したそのタイミング、

またその直後にフィードバックをする。

 

 

スポーツでのコーチングにおいてはこれを

「フリーズ」

と呼びます。

 

練習を指導する時に、

練習の区切り区切りでプレイヤーを集めてFBするのではなく、

練習中に指導したい状況でそのプレーをストップさせて、指導したい内容をフィードバックする。

その場でやらせて、また再開させる。

 

課題認識を明確に持たせる上では非常に有効なコーチング手法です。

 

 

 

日々の仕事をしながら、常々気付くのは、

「フィードバックのチャンスボールは上がり続けているということ」。

 

 

よく、

「今のシーン、〇〇のことをフィードバックしたらいいのに!」

ということを思うことがあります。

 

常にフィードバックのアンテナを立てて、

チャンスボールを見逃さないこと。

 

 

見逃し、時間が経った後で、

振返りの面談や、評価面談などの時にフィードバックしても、

相手にはもう響かないでしょう。

 

 

 

〇   〇   〇

 

 

 

これらはどれもそんなに難しいことではありません。

 

しかし、日々完璧にできているマネージャーは意外と少ないように思います。

これをみたマネージャーの皆さんはいかがでしたでしょうか。

 

 

日々のマネジメントの参考になると幸いです!