〇〇風・オリジナルな誕生日のお祝い方
先日、会社のあるメンバーが誕生日を迎えました!!
何かお祝いを・・・
と考えていたのですが、普通にお祝いしてもつまらない・・・
というわけで、
そのメンバーの仕事内容にのっとって寄せ書きを作成してみることにしました!
メンバーの仕事の内容としては、
「物件査定」が多いということで、
今回は、
『不動産査定書風誕生日寄書き』
を企画してみました!
どんな内容になったか、見ていきます!
査定の全体像
まずは査定の全体像を整理します。
査定は大きく上記の5つのフローから成ります。
①基本情報の整理および要因分析
②リフォーム予定
③事例分析
④現地調査結果
⑤最終結論
それぞれの項目を解説しながら、
寄書きに寄せられた内容を見ていきます。
①基本情報の整理および要因分析
不動産ですから、
その所在、また土地建物の広さ、そして築年数などを整理する必要があります。
今回の物件(お祝いする人)は昭和築ということで
リフォーム費用もかさむ可能性があり、
査定内容としては厳しくなることが想定されました。
〇 〇
基本情報整理と並行して行われるのが「要因分析」です。
不動産の場合、ハウスメーカーの施工であったり、
土地の形のよしあしでその査定内容は大幅に変わってきます。
では、今回の物件に対して寄せられた要素を見てみましょう。
頑張りすぎる、時間配分を忘れるという点で200万の減額要因は
あがったものの、
エヘって顔と優しさでほぼ帳消し。
さらにはまず自分からやるという当事者意識と
好きという大きなプラス要因から
個別要素としては非常に良く、強気な査定ができるであろう、
という結果になりました。
②リフォーム予定
弊社のビジネスは中古住宅を仕入れ、
リフォームをし、再販する、というものです。
なので仕入時点でリフォームの予定をたてます。
しかし今回の物件は、
「リフォームしなくとも、
現況のままで十分に魅力的である。」
ということで、
ハウスクリーニングのみでリフォームは無で行く方針となりました。
③事例分析
不動産の査定をする上で重要になってくるのが、
この事例分析。
過去の販売事例や、現状の市場にある物件との比較を行い、
適正な価格を査定していきます。
ここで寄せられた意見は、
「通常相場でいけば2498万だが、今後の成長性をふまえると3000万超の販売がみこめるだろう」
「本物件は比較物件に比べ、細部まで職人の心配りが行き届いており、
住み心地は最高だろう」
「そもそも他の物件とは比較にならない」
と、
どれも非常に前向きなもの。
要素に引き続き、この内容からいくと、
今回の査定は高額なものになりそうです。
④現地調査結果
前回のブログでも記載しましたが、
査定上重要なのは、「現地調査」。
その住環境、また所有者や近隣の人物像などの把握は
査定内容にも影響してきます。
近隣住人から今回の物件の所有者に関する人物像をヒアリングするよう、
現地調査員に指示をしたのですが、
上がってきた報告は、
「○○さんは誰といつお話していても本当に優しくて、
○○さんとお話するとすごくあったかい気持ちになります^^
仕事に対する直向さも、ただただ尊敬しています。
同じ女性としてとてもかっこいいです!!
これからも、そんな○○さんが大好きです!!!
また一緒にラーメン食べに行きましょう!!!」
と現地調査そっちのけでダイレクトな愛のこもったメッセージが寄せられました。
うまく主旨が伝わってなかったようです。
しかし今回の物件がすばらしいことはここからもよくわかりました。
⑤最終結論
いよいよ、「要因分析」「リフォーム予定」「事例分析」
・・・等々のプロセスを経て、
最終的にどうプライシングするのか、
成果予測をふまえ、仕入の方針を決定する最終フェーズです。
このジャッジが非常に難しく、かつ肝になってきます。
あまり強気に行き過ぎる査定をすると失敗につながりかねません。
慎重な結論づけが必要です。
さて、最終意見をみてみます。
「この物件の適正仕入が1900万として、
個人的には本物件の方が好きなので+1000万までの仕入ならOKなのでは?
この物件の誕生日が本日ということも加味すると、抜けてでも獲って祝いたいところ。
→牛嶋さん:最悪大抜けする可能性があります。チェックお願いします。」
「これから一緒に働き、一緒にいいチーム、会社をつくりたいことから、
またたまには飲みに行きつつ、これからもよろしくお願いしたいところ。
最悪200万高いがそれでもここは勝負したい。」
結論、
希少な人気物件であり、通常の査定式での算出を大きく超えた金額をつけることに。
しかし内容が非常にいいので、全員一致で金額は強くつけていいだろう!
ということになりました。
つくってみて、思ったこと
これは人によるでしょうが、
直接お祝いメッセージを書くと、
文章の表現が思い浮かびずらかったり、
はずかしさから素直に想いを表現できなかったり・・・
ということもあると思いますが、
このような形式だと想いを自然に表現しやすいように思いました。
あとはなにより、
ふつうとは違うオリジナリティがある寄せ書きって、
つくるのも面白いし、
もらう方も嬉しい(はず)!
実際に査定書を渡し、お祝いしたときは非常に喜んでくれました◎
仕事内容にかかわらず、
企画書風寄書き、
作業マニュアル風寄書き、
プレゼンテ―ション風寄書き、
パンフレット風寄書き、、、、
といろんなバージョンができそうですね。
今度は
「不動産物件資料風」
でつくってみようかな、と思います◎